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古着屋やライブハウスなどで知られるサブカルチャーの聖地、東京・高円寺。
そこから南に20分ほど歩くと西武新宿線の「野方」という小さな街に行き着く。野方は高円寺の10分の一くらいしか人はいないし、古着屋も数件しか見当たらないが、やたら個人商店がギラギラと目を光らせている。 そんな街でひときわ目を引く男、野方太郎。 野方でアートスペースを7年も経営しているやり手の経営者でもあり、目立つ風貌からこの街の有名人としてみんなに愛されている。そんな太郎さんの移動手段は常に自転車。 誰もが彼が電車や車に乗る姿を見たことがない。どうやら運転免許はもっているようなのだが、ほんとなのか?はったりなんじゃないの?? そんな噂の真相を確かめるべく、企画されたイベント 「野方太郎の超絶ドライビングスクール~野方から国立奥多摩美術館まで~」 普段はもっぱらチャリを乗りまわしてる野方太郎が、実家の軽自動車で隠された超絶運転技術を披露!!目的地は現在話題沸騰中の奥多摩美術館。青梅街道でぶっとばせ!! 約束の時間に30分ほど遅れてきた太郎さん、普段は頭に空き缶がたくさんついたヘルメットを着用しているが、この日は何故かウエスタンスタイルで登場。 そして言い放った捨て台詞「今日は雨。俺の超絶テクが火を吹くぜ!」 ちなみに運転するときはテンガロンハットとサングラスはとるらしい。 「太郎さん、かっこいい!!なんだ〜全くのペーパードライバーかと思ってましたよ。全然運転できるじゃないですか〜」 一同が安心したその瞬間、プップー!!と後続の車にクラクションで煽られるハプニング!!それに対してすかさず太郎さん「ケチなやつだな〜なんだよも〜。へへ。」 気を取り直して運転しながらのインタビュー。 <仮免を取得したときの話> 太郎さん「免許取得したのは高校卒業時かな。今から約10年以上前。そのときに通おうとした教習所がいきなり潰れて参ったよ。それで結局別の教習所に通うことになったんだけど運転教えてくれた教官が最悪でさあ。無口なくせに僕がブレークするとドリフ顔負けのリアクションとかしちゃうやつで腹が立ったなあ。 しかも他にも女性の教官がいたんだけど、その人は女だから下手くそだったろ?とか嬉しそうに話したり、昔ながらの男尊女卑ってやつだったね。」 <日本の道路事情について> 「う〜んよくわからない。まあ僕の場合はほとんど自転車で移動しちゃうからね。 車で運転するとしたら今回みたいにわざわざ実家から借りてこないといけないから車を運転する頻度はそんなにないかな。あ、それにしても首都高はとにかく危険だったね。乗ったら死ぬ。まるでミニ四駆のレースサーキットみたいだよ。絶対乗らない方がいいよ。」 話ながら車線変更しようとしたその時!!後ろからきた大型トラックと衝突寸前に。 乗客一同「あっっぶねーー!!!!めちゃくちゃ怖かったーーーーー!!!!」 太郎さん「なんだよあいつー。ケチなやつだなー。へへへ。」 太郎さんはどうやら話に夢中になってくると注意力が散漫になってくるようだ。ここらでインタビューはやめとこう。そんなこんなで野方太郎一同は目的地の国立奥多摩美術館に到着。 ほぼ同じルートを辿ってきたので「あそこでヒッチハイクしてたの?大変だったでしょー」と太郎さんから労いの一言。 一日野方太郎さんの車に乗ってみた感想。 ・話に夢中になるとちょっと危ない。 ・切り替える時、Uターンをよく使う。 ・安心だった。 ・もっと危険な太郎も見てみたい。 往復運転してくれた野方太郎さん、演奏してくれた阿南くん! それにつきあってくれた乗客の皆様、ありがとうございました。 #
by takuro-kotaka
| 2012-11-25 11:53
| イベントレポート
先日都内の展覧会に一緒に行ったメルボルンアーティストのアンディ&キムが大阪観光から戻ってきた。そして翌日にはオーストラリアに帰国するという二人のため、花園神社の見世物小屋など都内のディープスポットに連れて行きました。
題して「東京ダークサイドツアー」 これぞ素晴らしい日本の伝統的な闇文化。アンディ&キムもビビりまくってました。動物愛護法とかうるさそうだけど、これからもずっと続いてほしいなあ。場内は撮影禁止だったので外観のみパシャり。ちなみにきゃりーぱみゅぱみゅも来たみたいでめちゃくちゃ混んでました。 花園神社を後にして、今度は駅地下にあるビアカフェ新宿ベルクへ。 ここは写真家の森山大道をはじめ、著名な作家たちが通う歴史あるお店。何年か前から勃発していたルミネの立ち退き騒動でなくなるかと思われたが、根強いファンのパワーにルミネが根負けして見事に今も続いているすごい場所。友人から噂だけは聞いていたのでこの時僕も初めて訪れた。 店内は特にイベントというわけでもないのに人・人・人。ドイツビールも300円から呑める。安くてうまい!アングラなカフェかと思ったらおっさんおばさん若い人外人問わず人にあふれてて大人気店でした。 新宿ベルクについてはコチラ↓ 【嶋田淑之の「この人に逢いたい!」:君はベルクに行ったことがあるか? 新宿駅にある小さな喫茶物語】 ↓総工費100億円の巨大ロボットがいる「ロボットレストラン」毎日20時、21時にショーが始まる。 チンピラの路上ファイト、リアル極道の人達がボスに挨拶してるところに偶然遭遇!アンディ&キム「ヤクザだ!タケシ・キタノムービーだ!!」と大興奮してました。 次回イベントですが、11/23、小平22:00画廊にて「小鷹拓郎×川田淳」開催です。 当日は自分の妻をオノヨーコとして海外芸術祭に出演させた「僕の代わりに妻のオノヨーコがパフォーマンスします。」などの旧作上映のほか、東京の刺激的な楽しみ方を伝授!知られざる都内のゲストハウス巡り、東京ヒッチハイク、怪しい中国人と密会する方法、反日捕鯨団体シーシェパードのやつらと酒をのんでみた話をします。 詳細→http://kotaka766.exblog.jp/19240635/ #
by takuro-kotaka
| 2012-11-21 17:08
| イベントレポート
11月23日にイベントやるよ!22:00画廊で個展開催中のアーティスト・川田敦さんにトークゲストで呼ばれました。
当日は自分の妻をオノヨーコとして海外芸術祭に出演させた「僕の代わりに妻のオノヨーコがパフォーマンスします。」ほか旧作をいくつか抜粋して上映します。 また、東京でできる刺激的な遊び方について話すよ!知られざる都内のゲストハウス巡り、東京ヒッチハイク、怪しい中国人と密会する方法や、ニュージーランドで反日捕鯨団体シーシェパードのやつらと酒をのんでみた話などなど。 以下、詳細↓ トークイベント「小鷹拓郎 × 川田淳」 11月23日(金) 19:00~20:30 ※参加費無料、予約不要 22:00画廊(じゅうじがろう) 〒187-0032 東京都小平市小川町1-776-18 11/23(金)にアーティストの小鷹拓郎くんを招いてトークイベントを行います。 小鷹拓郎くんは「河童の捕まえ方を教えてもらうプロジェクト」や「僕の代わりに妻のオノヨーコがパフォーマンスをします。」といった従来の美術の文脈には収まることのない自由な手法で活動をし続けている作家です。 彼の映像作品を上映しながら、制作にまつわる様々なお話を伺いたいと思います。 小鷹拓郎くんの作品が観れる貴重な機会ですので、どうぞお見逃しなく! 小鷹拓郎|1984年埼玉県生まれ。映像作家。2004年頃から世界中を旅しながらドキュメンタリーを撮り始める。自分の妻をオノヨーコとして海外の芸術祭に出演させた「僕の代わりに妻のオノヨーコがパフォーマンスをします。」、エジプトにはポテトがないという噂を確かめるため7ヶ月旅をした「ポテトとアフリカ大陸を縦断するプロジェクト」、自転車を盗んだ犯人をはめる「盗難チャリ発見!ドキドキ犯人突撃ツアー」などがある。主な展覧会に2009年「ジャカルタビエンナーレ」(ジャカルタ国立美術館/インドネシア)、2012年「テラトテラ祭り」(吉祥寺バウスシアター/東京)。2012年、3年間経営してきたリサイクルショップの閉店に伴うカルチャーフェスティバル「こたか商店街〜こたか 商店の最後の30日間〜」を企画。最終日には常連客と共に自分のお店を潰すための抗議活動「こたか商店やめろデモ」をおこなった。 #
by takuro-kotaka
| 2012-11-20 14:33
| イベントレポート
すでに定員に達しましたがイベント告知!!
普段はもっぱらチャリを乗りまわしてる野方の有名人「野方太郎」が、実家から借りてきた軽自動車で隠された運転技術を披露してくれます。はてさて、野方太郎の運転技術はどんなもんなのか!!?超絶テクニックに酔いしれながら、奥多摩美術館までぶっとばせ!!!! 「野方太郎の超絶ドライビングスクール ~野方から国立奥多摩美術館まで~」 2012/11/19 10時スタート。 完全予約制イベント(定員5人になり次第募集打ち切り) 協力:アートスペースアブラウリ ルート:野方アブラウリ集合し、国立奥多摩美術館で展覧会鑑賞。その後は河原でバーベキュー。 #
by takuro-kotaka
| 2012-11-17 13:29
| イベント告知
ついにグランドオープンを迎えた青梅の国立奥多摩美術館の開館記念「青梅ゆかりの名宝展」なかなかの大盛況でスタートしました。
展示作品も意味不明に力任せでたまらなく下品なものばかり!!変態芸術家・和田昌宏制作のバブル時代を彷彿させる巨大セットでは、こたか商店でもお馴染みだったラップクッカー村上裕の「人生相談ライブ」が行われ、彫刻家・二藤健人の大胆に邪魔すぎる型結びの奥で、いそいそと謎の祭りの練習に生を出す映像作家・山本篤。 増築された二階にいくと太田遼が作った謎すぎる空間が広がり、警備員・永畑智大が作った超巨大ししおどしから流れ出る滝のような水を見ながら、絶世の美女・河口遥+原田賢幸が店番する地下のおしゃれ喫茶「ビッチカフェ」で一息入れよう。近くにボットン便所があるのですばらしい香りも堪能できる。 そして今回は「不幸なる芸術」展で一緒だった凶悪アーティスト橋本聡さんと共に僕も参加しています。ちなみに今回は妻ともちゃんが大活躍してます。開館を祝って自宅から奥多摩まで人生初のヒッチハイクと野宿に挑戦し、リメイク服ニコニコ山脈の新作直売もあり! 会期:2012年11月10日~12日・17日~19日・23日~25日 時間:12:00-18:00 場所:国立奥多摩美術館 住所:東京都青梅市二俣尾5-157 入場料:500円 http://moao.jp/ 美術館でのパフォーマンスも良かったけど、3番ギャラリーの打ち上げで「俺は本気でやってこんなもんなんだよ」と叫びながら喧嘩する村上くん見て溜まらなくぐっときた。アーティスト特有の世界を救うとか、革命とか、愛とか、政府批判とか、そんなもの全てを超越した村上裕のあまりに不器用で、等身大で、泥にまみれた表現が心に響いた。ポエティックな要素なんて必要ない。どんなアーティストよりも汚くてダサくて格好悪くて格好良い。美術のことはよくわかんないけど、現時点では間違いなく世界で一番可能性を秘めている。 #
by takuro-kotaka
| 2012-11-12 15:44
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【小鷹拓郎 Takuro Kotaka】 ・東京在住のアーティストです。 【こたか商店&野方座】 ・1Fリサイクルショップで2Fが映画館。住所:東京都中野区野方5-30-5野方文化マーケット。 http://kotakasyouten.com 以前の記事
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